エポプロステノール静注用「ACT」について

特徴

  • 体内で作られるプロスタグランジンI2(プロスタサイクリン)を含む注射剤です。
  • 海外では2008年に米国で承認され、「Veletri®」という商品名で投与されています。
  • 体内に入ると10分以内で半減するため、24 時間持続して薬液を静脈内に注入(静注)する必要があります。

作用

  • 1)血管拡張作用
    肺の血管を拡げることで肺動脈圧を下げ、血液を流れやすくします。
  • 2)血小板凝集抑制作用
    肺の血管内で血小板が集まり血液の塊ができ血管がつまるのを防ぎます。

    これらの作用から、エポプロステノール静注用「ACT」は、疲れやすさや息切れ、むくみといった症状を改善します。

治療方法

  • 原則として入院で行われますが、病状が改善し安定した場合は、主治医の判断と本人の意志により、
    携帯型精密輸液ポンプを用いて自宅で持続静注療法を行うことができます。
  • 自宅で治療を行う場合には、エポプロステノール静注用「ACT」の調製や投与法、使用する器具の操作などを、十分に訓練・習得する必要があります。